提案ツール上で起動

1999年ごろから唇が気になり唇ばかり制作していたのですが、
この作品にもその影響が出ています。
本来このお顔が正解なんてものはないと考えており、
お顔を前面に描くのを避けながら人間を表現しました。

起こすことを目を覚ますことを促すツール
時間設定も出来、その時に記憶を思い出すなどの設定も可能。
非常に古い記憶も目覚めさせることが可能。
目覚まし時計のようなツールです。

これは2016年に完成させたものなのですが、
2021年現在、時間を飛び越えて必要な要素のあるコンセプトの作品だなと感じています。
全ての記憶にアクセスすることが本来は可能であるはずだと考えております。
その記憶にアクセスできない状態、これが眠っている状態だと思っています。
その眠りから目覚める時期、それはその人によって違うと考えていて、
その時期は本人は深いところで認識していて、眠って忘れているだけ、
目覚まし時計を設定した自分と目覚めを起こす現実がフィットした時期に
覚醒が起こると考えております。

温かな同意の中、美しく目覚める

という絵です。