3月00日 東京にて展覧会を行います 詳しくはこちら

天の番犬

天の番犬
Watchdog of Heaven

Year2008
EditionUnique
MaterialPencil on paper mounted on panel
Size910×720mm

MIZUMA・ACTION ― 天界トリップ ―

MIZUMA・ACTION ― 天界トリップ ―

2008年東京MIZUMA・ACTIONで行った「天界トリップ」シリーズの中の1枚
この天界トリップシリーズは私が20代に入ってから、 神社やパワースポットに立ち寄った後に夢で見たり、
感覚的に感じたものを絵に描いていったのですが、それをまとめたものを個展にて展示いたしました。
展覧会は素晴らしいパワーに満ちていた思い出があります。

このシリーズは展覧会を終えた後、さらに響きが続いていったのですが、
2012年には河出書房新社にて「天界トリップ」シリーズが作品集として出版されました。
翌年2013年には伊勢丹新宿店にてショーウインドウ12面、また館内の装飾にて展開され5週間開催されました。
2014年にはDSA空間デザイン賞にて優秀賞を受賞いたしました。
この作品は2015年に新潮社から刊行された京極夏彦先生の「ヒトでなし・金剛界の章」の表紙、装丁としても起用されました。
京極先生は「天の番犬」を気に入ってくださったそうで、採用されたと聞きました。
まずこれを描いた時、2007年、私が29歳、30歳にかけてです。
私が2005年27歳の時にわかりやすい目覚めのようなことが起きました。
感覚が開いて今まで感じなかったようなものを感覚で感じられるようになりました。
まず夢に出てきたものと会話をしたり、絵を描いているときなどに意識の中で絵の題材と会話したりを続けていました。
はじめにまず話したのが、大宇宙の創造主のような感覚 を認識するようになりまして、
自分の中に存在している創造主というものと会話をし始めたんですけど、
色々と宇宙の話だったりを教えてもらい始めたんですが、
その案内役というかすごく動きが伸びやかな瞬発力のある存在がいまして、
次元をいくつも悠々と超えていけるような軽やかさなのですが、
それがのちに天の番犬になるキャラクターです。
私にサポートをし始めてくれて、人間に生まれて、魂の仕事というのがあって
その仕事っていうのを全うするためには生き続けないといけない。

苦しさや辛さで自らこの世界から逃げようとして自分で 自分の世界を終えることはまず、あなたはできない。
もう一つは生き続けた先に生きながら辿り着ける世界。ユートピア的なものの世界を見せてくれた。
互いが助け合ってバランスの取れた世界です。
2つの世界を見せてもらって私はユートピアの方に行きたいと自分自身は思いました。以前から決めていたような感覚です。

「生きながら学べ」という意味だということを言われたような感覚がしました。

天の番犬の絵を見ていると、今でも色々と教えてもらったりすることがあります。
天の番犬は現在の私に「今この時を生きろ、そしてこの世界を通り抜けてゆけ、昇れ」と伝えてきたような気がします。
私が今まで真摯に取り組んでこれたのもこのような存在たちから様々な強いメッセージをいただき
自分の生きている時間に集中出来たからなのかもしれないなと思っております。
強いメッセージを発しながらサポートしてくれる優しさのあるキャラクターです。